基本情報 分野 絵図資料 所在地 福岡県直方市津田町7-20(直方市中央公民館) 校区 直方南小 時代 江戸時代 その他 現在は展示していません これナニ? 絵図に描かれた堰は、明和九年(1772)に完成しましたが、それ以前、下境や赤地より下流の農民たちは、大きな川が目の前を流れているにも関わらずその水を利用できませんでした。完成後は、湿地や畑を水田にかえ、米の収穫量が増大しました。 ここがツボ! 岡森堰が建設されると、米の生産性は向上しましたが、上流の田川郡の村々で洪水をひきおこしました。このため、鋤木田村などの住民は、堰を壊すよう要求するなど、水争いが起こりました。天保14年(1843)、堰の大改修が行われ、上流の住民には補償がなされました。「鞍手郡岡森堰上絵図面」には、水害をこうむった上流の村々が描かれています。また、もう1枚の図には、岡森堰本体が非常に詳しく描かれており、小舟を通行させる「舟通」の構造などがよくわかります。 もっと知りタイ 関連する文化財 直方藩主御館絵図 多賀神社の黄玉樹 雲心寺墓地遺跡 直方惣郭図 永満寺宅間窯跡 須崎町公園遺跡 前のページに戻る