コッペル社製蒸気機関車を市有形文化財に指定しました!
国内に少なくとも16両残されているコッペル社製蒸気機関車。直方にあるものは、同種の機関車の中でも大型のものです。1925年(大正14年)に輸入され、貝島炭礦第六坑(現宮若市大字長井鶴)・旧国鉄宮田駅間の石炭輸送に従事し、1976年(昭和51年)まで稼働。運行を停止した1977年から、同機関車直方市石炭記念館で保存しています。

直方市教育委員会では、東蓮寺藩誕生400年記念事業の一環として、秋月鎧揃え保存会と直方青少年育成市民会議の協力のもと、甲冑試着体験会「秋月鎧揃え 直方に見参!」を10月22日に直方歳時館で開催しました。
秋晴れの空の下、小学生6名、中学生1名を含む参加者約20名は、保存会のメンバーの助けを借りながら黒や赤の甲冑を身に着け、鎧武者姿に変身しました。参加者は江戸時代にタイムスリップして、威勢の良い掛け声をあげ行進を体験したり、家族と記念写真を撮影したりして秋の一日を楽しみました。見学者も約20名が参加し、鎧武者たちの姿に歓声をあげていました。参加した小学生の一人は、「楽しかった、また行進をしてみたい。」と話していました。
![]() 企画展の展示風景です
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![]() この甲冑は誰が着用していたものでしょう…
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![]() 近くで見ると、ひとりひとりの表情が豊かで非常に魅力的です
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![]() 3丁の鉄砲も直方では初展示です
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そして、展示室内は全作品写真撮影OKです!
皆さんも、お気に入りの作品を見つけて、写真でお持ち帰りください!
古高取を伝える会では東蓮寺藩誕生400年と、マイ茶碗づくり10000個の達成を記念し、会の理事で元福岡県教育庁文化財保護課の技術職員の副島邦弘さんによる「東蓮寺藩誕生時の高取焼の状況について」と題する講演会が、10月15日(日)中央公民館で開催されました。開会に先立ち、直方市長と直方市教委育委員会教育長が来賓として挨拶を行いました。
副島さんは、高取焼発祥の永満寺宅間窯跡と、古高取を代表する内ヶ磯窯跡を発掘調査した経験を活かし、高取焼の変遷と福岡藩・東蓮寺藩の情勢のかかわりを詳しく解説し、約50名の来場者は、講演に熱心に耳を傾けていました。
元和9(1623)年8月4日、福岡藩初代藩主、黒田長政は訪れていた京都で病没しました。その際、長男の忠之が本藩を継承し、三男の長興に秋月、四男の高政に鷹取を分知することを遺言しました。すでに戦国の世は去り、鷹取城は不便な山城で城下も手狭であったため、重臣達は近隣を巡検し、当時「東蓮寺村」と呼ばれていた、現在の直方市街地に支藩の中心地を置くこと決めました。
令和5年(2023)は、東蓮寺藩が成立してから、400年の記念すべき年に当たります。
直方市教育委員会では、この機会に、直方にかつて「城下町」が存在し、様々な文化の中心地であったことと、現在もその時代の文化が継承されていることを多くの方々に知っていただき、生涯学習の糧としていただくため、関連団体とともに9月から11月にかけて、さまざまな事業を実施します。
なお、事業の実施に当たっては、同時に成立した「兄弟藩」である「秋月藩」を抱える朝倉市と協力して、相互の「城下町」を紹介し、江戸時代の「東蓮寺藩」から「筑前国」の実像に迫ります。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://www.city.nogata.fukuoka.jp/kyoikubunka/_2839/_13048.html
直方惣郭図(元禄時代頃の直方の様子を描いた絵図)