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    牟田横穴墓群

    むたよこあなぼぐん

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    直方市大字中泉(牟田横穴墓群)
    校区
    中泉小
    時代
    古墳時代 後期
    性格
    お墓
    遺構
    横穴墓
    遺物
    須恵器 耳環
    現況
    山林
    その他
    遺跡は見学できません

    これナニ?

    古墳時代後期(6~7世紀)のお墓で、現在まで少なくとも10基の存在が明らかになっています。急傾斜地崩壊防止工事の対象となり、その範囲に入った2基の横穴墓を発掘調査しました。

    ここがツボ!

    中泉地区で確認されている唯一の横穴墓群です。明治30年(1897)、近くの炭坑への引き込み線建設のための土取り場となり、横穴墓の存在が明らかとなりました。この時と、昭和40年代の鉱害復旧工事で一部の横穴墓が破壊されましたが、山の斜面にはいくつかの横穴墓が残されています。
    今回、発掘調査を実施した2基のうちの1基は、L字形の屍床があります。熊本県や大分県の横穴墓には、L字形やコの字形の屍床を持つ横穴墓がたくさんあります。また、近隣では、中間市や鞍手町に、同じような屍床を持つものがありますが、直方市内にはほとんどありません。この横穴墓の被葬者は、熊本地方などと深いつながりをもっていた可能性があります。
    もう1基では、7世紀中ごろの須恵器の食器が8点(4組)出土しています。これら食器はすべて伏せられた状態で置かれていました。遠賀川流域では、「お供え」を盛るべき食器が伏せられている事例が、横穴墓の造営が終わっていく、7世紀代に多くみられます。

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