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    小野牟田横穴墓群

    おのむたよこあなぼぐん

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市大字感田(小野牟田横穴墓群)
    校区
    感田小
    時代
    古墳時代 後期
    性格
    お墓
    遺構
    横穴墓
    遺物
    須恵器、馬具、鉄刀など
    現況
    宅地
    その他
    遺跡は見学できません

    これナニ?

    古墳時代後期(6世紀)に使われていたお墓で、現在8基がみつかっています。2号横穴墓は装飾馬具、儀仗用の大刀など貴重な遺物が出土しました。市内の後期古墳の中では、比較的有力なものといえます。

    ここがツボ!

    遠賀川に近い丘陵の先端にある横穴墓群で、現在までにみつかっている8基は、6世紀前半〜後半につくられたものです。 6・8号横穴墓は玄室の入口が一段高く、古い形態を保っており、6世紀前半につくられたものとみられます。 2号横穴墓は、6世紀中ごろにつくられたもので、鉄刀2本、装飾馬具など、市内の他の古墳にみられない優秀な遺物が出土しました。鉄刀のうち1本は、長さが111センチもありハバキ本孔と呼ばれる穴をもつ、儀仗用の大刀で中央政権から下賜されたものとみられます。また、金銅装心葉形杏葉、内湾楕円形鏡板付轡、イモガイ製辻金具などからなる装飾馬具のセットも副葬されていました。このことは、小野牟田横穴墓群を造営した豪族が、地域の中で比較的大きな力を持っており、その成員から中央政権に出仕した人物がいた可能性を示しています。 1号横穴墓は、6世紀後半のもので、7体の埋葬人骨が確認されており、玄室の両側に12個の造りつけ枕を刻んでいます。このような造りつけ枕は中間市、鞍手町など、遠賀川中流域に多く分布しています。 さらに、当横穴墓群では須恵器三足壺が採集されていることも特筆されます。

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