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    ドレーガー式救命器 1909年製

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    基本情報

    分野
    石炭関係
    所在地
    福岡県直方市直方692-4(石炭記念館)
    校区
    直方西小
    時代
    明治時代
    用途
    炭鉱事故
    その他
    石炭記念館本館にて展示中

    これナニ?

    炭坑内の有毒ガス中でも、呼吸ができるよう酸素ボンベを備えた防毒マスクです。炭坑内で爆発事故が起こったとき、救命器を背負った救護隊が突入し、命を救います。ドイツ製の救命器で、炭坑で事故があった際、訓練を受けた隊員がこれを背負って炭坑に入っていきました。この救命器は非常に重たく、これを背負って人命救助を行っていた救助隊の人たちには頭が上がりません。

    ここがツボ!

    筑豊石炭鉱業組合は明治43年(1910)新築された直方会議所に土蔵を設け、「非常用器具物品使用規定」を制定して、1907年製の救命器3台を保管するとともに、フロイス式、ドレーガー式、ウエストファリア式各2台を購入し、緊急の際、傘下の炭坑に貸し出すことにしました。この救命器はこの時新たに購入されたうちの1台です。ドレーガー式は、吐き出された呼気から二酸化炭素を回収し、残りの窒素と酸素を混ぜてゴム管で装着者の口元に送る構造となっています。ただ酸素を供給するだけの、それ以前の救命器に比べ画期的なものでした。この器具を装着していれば、一酸化炭素などが充満している坑内でも、1~2時間は救命作業をすることができます。

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