直方市の文化財

人力車

じんりきしゃ

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基本情報

分野
石炭関係
所在地
福岡県直方市直方692-4(石炭記念館)
校区
直方西小
時代
明治時代

これナニ?

現在は、観光地などでよく見かける人力車ですが、人力車を最初に発明した人は直方出身の「和泉要助」という人でした。明治二年に発明された人力車は、あっという間に全国に広がり、海外まで輸出される人気ぶりでした。現在、直方市で動いている人力車は、1台しかありませんが、明治時代の終わり頃、直方駅前には30台もの人力車があったそうです。

ここがツボ!

明治二年、鞍手郡中泉村出身の和泉要助らによって発明された人力車は、明治10年に開催された第1回内国勧業博覧会にも出品され、数ある出品物の中から一等賞を受賞しています。
この人力車の特徴としては、一人乗りで、鉄のタイヤを使用しています。明治20年代の初めごろに製造されたと考えられ、製造元は、東京の神田錦町にあった井上製となっています。長さ約2.1m、幅約1m、高さ約1.5mの大きさです。貝島炭鉱の重役であった園田角助が、屋敷のあった植木から、本社のあった直方まで通勤に用いたものです。

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