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    磨製石庖丁

    ませいいしぼうちょう

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市津田町7-20(直方市中央公民館)
    校区
    福地小
    時代
    弥生時代 中期
    出土遺跡
    上境前屋敷遺跡
    用途
    穂摘み
    その他
    現在は展示していません

    これナニ?

    2つ開いている穴に紐を通し指にひっかけて、実った稲穂を摘み取るために使います。石庖丁が見つかるということは、2000年前の直方でも稲作が行われていたと考えられますが、水田はまだ見つかっていません。

    ここがツボ!

    堆積岩を石材としており、直線的な背部と弧状の刃部からなります。本体の2つの穿孔の上部には紐を通して使用していた痕跡の紐ズレが見られます。長さ14.5㎝、幅4.8㎝、厚み0.7㎝、孔径0.6㎝をはかります。石庖丁生産で有名な場所として、飯塚市の立岩遺跡がありますが、直方市内でも、感田上原遺跡で石器の生産を行っており、直方市内産の石庖丁を使って稲刈りをしていたのでしょう。

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