直方市の文化財｜直方市バーチャルミュージアム

高取焼高杯

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高さ7.2㎝程と低く、浅い形態をした高杯です。志野釉と呼ばれる、長石をベースとした釉薬を脚部内面を除き全面に厚く施しています。その上から鉄絵で外面には波状文を、内面には山と木が描かれています。

口径16.5㎝、脚部径6.9㎝をはかる高杯系のものです。浅い体部にやや外湾する短い口縁部をもちます。脚部はハ字形に大きく開き。端部は下方へ短く屈曲させる。志野釉(長石釉)を脚部の内面以外に厚くかけるもので、デザインにも志野焼の影響がみられます。