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    高取焼鉢片(群像)

    たかとりやき はちへん

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市古町10-20(アートスペース谷尾)
    校区
    上頓野小
    時代
    江戸時代 前期
    出土遺跡
    内ヶ磯窯跡
    用途
    茶道具
    釉薬
    飴釉・藁灰釉
    その他
    アートスペース谷尾にて展示中

    これナニ?

    向付として使用されたと考えられ、円形や方形の透かし穴が開けられています。この他、菊の模様のスタンプや太い沈線の装飾がされています。これらの陶器は従来、伝世品等から萩焼と言われていましたが、発掘調査の結果、内ヶ磯産の高取焼とわかった非常に重要な資料です。

    ここがツボ!

    完形品は出土していませんが、破片から口縁部は直立するものが多く、口縁端部外面をわずかに突出させるものが少量あるということがわかります。釉薬に関しては、藁灰釉を全体にかけるものが大多数を占め、飴釉のものが少量出土しています。飴釉は、藁灰釉との掛け分けのものと思われます。この他、素焼きのものも多く出土しています。

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