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    須崎町公園遺跡

    すさきまちこうえんいせき

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市須崎町(須崎町公園遺跡)
    校区
    直方北小
    時代
    江戸時代
    性格
    集落
    遺構
    大溝、土坑、近世墓、井戸等
    遺物
    高取焼、肥前焼、染付、瓦、鉄滓等
    現況
    公園
    その他
    現地は見学できません

    これナニ?

    現在の須崎町公園は、江戸時代城下町の一部で、道を挟んである円徳寺の敷地の一部でした。須崎町公園は、城下町の端に位置し、遺跡からは城下町を一周する土塁の跡も見つかっています。

    ここがツボ!

    発掘調査の結果、大溝1条、近世墓4基、井戸3基等が見つかっています。大溝は、17世紀前半~19世紀後半の遺物が多く、水路として利用されていました。溝は、土塁の内側に設けられたと考えられますが、直方惣郭図上では、この溝を見ることはできず、発掘調査によって新たに城下町の構造が確認されました。鉄滓やフイゴの羽口等の鍛冶関連遺物も出土しており、江戸時代の1700年頃、この付近には、鍛冶屋を営む一族が居住していたようです。江戸時代になると、文献資料や絵図が残っていることも多いですが、発掘調査を実施することにより、文献資料の裏付けや、文献には残っていない新たな知見を得ることができるのです。市街地には、このように江戸時代の文化遺産が多く残っています。

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