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    西徳寺の山門市指定

    さいとくじのさんもん

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    基本情報

    分野
    建造物
    指定
    市指定文化財
    指定年
    1988年3月15日
    区分(1)
    有形文化財
    区分(2)
    建造物
    所在地
    福岡県直方市大字山部540-1
    校区
    直方西小
    時代
    江戸時代
    その他
    西徳寺境内で常時公開

    これナニ?

    直方藩四代藩主長清公が居住していた御館山にあった藩主館の門を廃藩後、移築したものと伝えらえれています。門の屋根瓦には、黒田氏の家紋である藤巴が用いられています。

    ここがツボ!

    直方藩主御館絵図でいうと、西側の門を移築したと考えられています。薬医門と呼ばれる形態で、現在までに何度か部分的に修繕されてはいますが、元々の部材もたくさん残っています。薬医門とは、基本的に前方(外側)に2本、後ろ(内側)に2本の4本の柱で屋根を支えます。特徴は、屋根の中心の棟が、前の柱と後ろの柱の中間(等距離)に位置せず、やや前方にくることです。したがって前方の2本の柱が本柱として後方のものよりやや太く、加重を多く支える構造になります。鎌倉時代末期か室町時代初期の、武家または公家の屋敷などに現れる門形式のひとつです。
    みなさんも、どこが元々の部材か、実際に現地へ訪れて探してみてください。

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