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    山近剛太郎炭坑画

    やまちかごうたろう たんこうが

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    基本情報

    分野
    石炭関係
    所在地
    福岡県直方市直方692-4(石炭記念館)
    校区
    直方西小
    時代
    昭和時代
    その他
    石炭記念館新館にて展示中

    これナニ?

    旧宮若町出身の山近剛太郎は、貝島炭鉱で働いていました。中学校時代は絵が得意で、画塾にも通っていました。昭和45年、石炭記念館に飾る炭鉱の絵を依頼されて本格的に炭鉱の絵を描き始めました。石炭記念館には、山近剛太郎の手紙も展示されています。

    ここがツボ!

    直方市石炭記念館にある山近剛太郎の炭鉱絵画から、採炭風景の変遷を知ることができます。
    男性二人がつるはしを持ち、女性が石炭を集めている絵は、明治前期の採炭風景を描いたものです。スラと呼ばれる運搬具に手を置く男性のうち一人は、安全灯を手にしていますが、トロッコや支保施枠はまだありません。
    馬が描かれている絵は、落盤を防ぐため木製の支保施枠で坑道を保護し、馬が石炭を積んだトロッコを運搬しています。左側には男性が空のトロッコを押しており、右側の坑道では女性が背負籠に石炭を積み、片手に安全灯を提げて運んでいます。明治中・後期の採炭風景です。
    たくさんの機械が描かれている絵では、右端に自走枠と呼ばれる最新式の支保施枠があり、中央から左側ではドラムカッターと呼ばれる採炭機械が炭層を採掘しています。昭和30年代以後の大手炭鉱の風景ですが、筑豊地方ではドラムカッターはほとんど普及しませんでした。
     いずれも写実性の高い絵画で、当時の採炭の様子をリアルに物語る貴重な絵画です。

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