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    山近剛太郎スケッチブック

    やまちかごうたろう すけっちぶっく

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    基本情報

    分野
    石炭関係
    所在地
    福岡県直方市直方692-4(石炭記念館)
    校区
    直方西小
    時代
    昭和時代
    その他
    石炭記念館新館にて展示中

    これナニ?

    山近剛太郎は旧宮若町出身で、九州帝国大学(現九州大学)を卒業したあと、貝島炭鉱に入社しました。炭坑画をかくときは、奥行きや人の関節の曲げ方などすべて計算して出していました。その書き方は、まるでレオナルド・ダヴィンチのようです。

    ここがツボ!

    つるはしを振り下ろす男性のスケッチのうち1枚には、男性の頭頂部と腰を起点に補助線が引かれ、肩や手、足の位置が算出されています。同じポーズの男性を3カット描いた絵では、太ももで隠れる左手をあえて描き、つるはしの柄を正確に描いています。こうした緻密な下絵があればこそ、リアルな炭坑絵画を描くことができたのでしょう。
    遠近法を細かく計算しているスケッチは伸縮形の鉄柱と、「カッペ」と呼ばれる水平方向の鋼鉄製支持材(梁)が描かれています。それ以前の坑木に比べ、耐力に優れ、加工の手間が不要なので、日本では戦後に広く普及しました。

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