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    高取焼把手付水注

    たかとりやき とってつきみずさし

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市古町10-20(アートスペース谷尾)
    校区
    上頓野小
    時代
    江戸時代 前期
    出土遺跡
    内ヶ磯窯跡
    用途
    茶道具
    釉薬
    飴釉
    その他
    アートスペース谷尾にて展示中

    これナニ?

    胴部が丸みを持つ形状で、外面から木の板で叩くことにより形を整えるタタキ技法を用いています。内面には当て具の痕跡である青海波文(同心円状の痕跡)が残っています。断面楕円形の把手がつけられています。

    ここがツボ!

    水指とは、茶道の点前で、茶釜に水を足したり、茶椀などを洗うために水を入れておく器のことです。口径20.25㎝、器高14.4㎝、底径17.1をはかるもので、口縁部を内面に折り返し、蓋受をつくっています。内面を中心に施釉され、外面は口縁部とその下は施釉されますが、大半は露胎です。
    内ヶ磯窯からは、こうした把手付の水指や手鉢がみつかっていますが、これらは「織部好み」と呼ばれるデザインになります。

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