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    高取焼水指(3)

    たかとりやき みずさし

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市古町10-20(アートスペース谷尾)
    校区
    上頓野小
    時代
    江戸時代 前期
    出土遺跡
    内ヶ磯窯跡
    用途
    茶道具
    釉薬
    飴釉
    その他
    アートスペース谷尾にて展示中

    これナニ?

    桶形の水指で、口縁部付近に1条、体部下半に2条の粘土紐を貼付け装飾しています。全体的に大きくひずんでおり、故意にしてはかなり大きすぎます。わざとにひずませようとしたものと焼く時に生じた焼ひずみが合わさったと考えられます。

    ここがツボ!

    水指とは、茶道の点前で、茶釜に水を足したり、茶椀などを洗うために水を入れておく器のことです。口径21.3㎝、器高16.8㎝、底径17.4㎝をはかるもので、口縁部を若干内側に突出させています。底部は平底で、胴部はやや内湾しながら直線的に立ち上がっています。内ヶ磯窯から出土した水指は、器形でいうと、桶形のものと、壺形のものがあります。桶形のものには、この水指のように平底のものと、三足の足が付くものがあり、壺形のものは、高台がつくものがほとんどです。また、このように粘土紐を貼付け装飾をするものは少量です。

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