直方市の文化財｜直方市バーチャルミュージアム

土師器小皿

拡大機能：画像上でのマウススクロールで、四角枠の部分が拡大縮小されます。
画像クリックで拡大表示されます。

画像タップで拡大表示、ピンチイン・アウトで拡大・縮小できます。

土師器とは、素焼きで焼かれる橙色をした器です。これは、口の直径8.9㎝、底の直径5.6㎝、高さ1.1㎝をはかります。日常雑器として多く使用されていますが、お墓の副葬品としても多くみられます。

中世には、一般にはまだ陶磁器は普及しておらず、庶民は土器や木器を食器にしていました。身分の高い人の間でも儀式の際に、「かわらけ」と呼ばれた土器を使うことが多く、たいていは1度の儀式で捨てられたようです。杯と同様、惣用1号中世墓の墓づくりの儀式の際に用いられたものです。