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    土師器杯

    はじき つき

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市津田町7-20(直方市中央公民館)
    校区
    福地小
    時代
    平安時代 後期
    出土遺跡
    惣用遺跡
    用途
    食膳具(副葬品)
    その他
    現在は、展示していません

    これナニ?

    土師器とは、弥生土器の伝統をひく素焼きの器です。この土師器は口の直径15.8㎝、底の直径7.2㎝、高さ3.5㎝で、器の高さが高く、底が小さい特徴を持っています。これは、豊前地方に多く分布する土師器の形です。

    ここがツボ!

    中世には、一般にはまだ陶磁器は普及しておらず、庶民は土器や木器を食器にしていました。身分の高い人の間でも儀式の際に、「かわらけ」と呼ばれた土器を使うことが多く、たいていは1度の儀式で捨てられたようです。惣用1号中世墓の墓づくりの儀式の際にも用いられ、この杯は、およそそのままの形で出土しました。

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