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    高取焼皿(7)

    たかとりやきさら

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市古町10-20(アートスペース谷尾)
    校区
    上頓野小
    時代
    江戸時代　前期
    出土遺跡
    内ヶ磯窯跡
    用途
    茶道具
    釉薬
    長石釉
    その他
    アートスペース谷尾にて展示中

    これナニ？

    円形の皿を三方向から内側に押すことで半円状の出っ張りをつくっており、底部には3つの脚をもちます。脚は粘土紐をU字形に曲げたものです。長石釉を全体にかけた後、内面に鉄絵で3本の矢を描いており、面白い形をしています。

    ここがツボ！

    鉄絵とは、酸化鉄を含む絵の具で絵付けをしたもののことで、絵唐津や絵志野が有名です。発掘調査の結果、内ヶ磯窯でも鉄絵陶器をつくっていたことが明らかになりました。半球形の盆を三方から強く変形を加えた形態をなします。口径17.4㎝、器高5.4㎝をはかり、長石釉を全体にかけています。粘土紐を3か所足として貼りつけていますが、畳付は露胎です。

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