直方市の文化財｜直方市バーチャルミュージアム

高取焼茶入(1)

拡大機能：画像上でのマウススクロールで、四角枠の部分が拡大縮小されます。
画像クリックで拡大表示されます。

画像タップで拡大表示、ピンチイン・アウトで拡大・縮小できます。

内ヶ磯窯で出土した茶入のうち最も大きなもので、口の直径3.1㎝、高さ9.8㎝をはかります。大きい資料ですが、胴部の部分は丸く柔らかみをもっていて、整った見た目をしています。

筒形の肩衝茶入です。底部から若干斜めに立ち上がり、胴部は直線的にのびる器形で、口縁部を折り曲げ肥厚させています。胴部上方には一条の沈線を巡らせ上半に釉薬を施します。底部には明瞭に糸切痕が残り、非常に精良な胎土を使っています。唐物写しと言われ中国製の茶入を模倣してつくられています。