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    弥生土器甕

    やよいどきかめ

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市津田町7-20(直方市中央公民館)
    校区
    下境小
    時代
    弥生時代 前期
    出土遺跡
    下境向峯遺跡
    用途
    棺桶
    その他
    直方市中央公民館2階郷土資料室で展示中

    これナニ?

    大型の甕で、通常はお米を炊いたり、煮たりすることに使われます。しかし、この土器は、サイズが大きすぎる(高さ62.0㎝)ため、亡くなった人をいれ、地中に埋めるための甕棺(かめかん)としてつくられた可能性があります。

    ここがツボ!

    口縁部は「く」字形を呈し、上端と下端に刻目を施しています。体部の上方と中ほどの箇所に、沈線(ヘラで引いた線)を1条ずつ巡らせています。器表面には調整の際のハケメ(木の板でなでて形を整える調整方法)が残っている箇所、それをナデて消している箇所があります。口径44.3㎝、底径14.4㎝、器高62.0㎝をはかります。

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