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    滑石製経筒県指定

    かっせきせいきょうとう

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    指定
    県指定文化財
    指定年
    1961年1月14日
    区分(1)
    有形文化財
    所在地
    福岡県直方市大字上新入(滑石製経筒)
    校区
    新入小
    時代
    平安時代
    その他
    お堂に祀られている為、常時見学できません

    これナニ?

    お堂に祀られている滑石製の経筒で、高さ31.5㎝の重厚なつくりのものです。石は滑石といって爪でひっかいても削れるほど加工しやすく、石を削って加工した際の工具の跡が残っています。経筒の中にはさらに銅製の経筒が入っていたようです。

    ここがツボ!

    この経筒は、蓋を欠失し筒身のみが残存しています。しかし、江戸時代の国学者、青柳種信が編纂した「筑前国続風土記拾遺」には「かつてこの地には福円寺という寺があり、寛保三年(1743年)にここより銅製の経筒を掘り出した。それは、滑石の容器に納めてあったが、経筒は盗まれて石器のみ残っている」とあることから、経筒の中にはさらに銅製の経筒が入っていたことがわかります。
    滑石製経筒は、福岡・佐賀・長崎・鹿児島・島根に分布していて九州では30例ほど見つかっています。また、北部九州に集中しており、古代末~中世にかけて多く見つかる滑石製石鍋と同じ分布を示します。九州では長崎県大瀬戸町や大牟田市などが滑石の産地となっています。この経筒は記録が残っていないため、由来等は不明です。

    もっと知りタイ

    • お堂の中に祀られており、施錠されています
    • 見学の際は、お堂の鍵を開けてもらう必要があります
    • 鞍手保健所前バス停より徒歩10分

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