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    惣用遺跡

    そうよういせき

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    基本情報

    分野
    考古資料・遺跡
    所在地
    福岡県直方市大字上境(惣用遺跡)
    校区
    福地小
    時代
    古墳時代 前期
    性格
    お墓
    遺構
    古墳、竪穴建物、土坑
    遺物
    土師器、ガラス小玉、鉄鏃
    現況
    工場
    その他
    遺跡は見学できません

    これナニ?

    3基発掘調査されている古墳は円墳で、1つの古墳に主体部(人を納める施設)が複数造られています。主体部内部には、赤色の顔料が塗られていました。これらの古墳は、直鞍地域では最古級のもので、当地域に古くから有力者が存在していたことを物語っています。

    ここがツボ!

    発掘調査された古墳のうち、2号墳は直径10〜13mの円墳で箱式石棺と石蓋土壙墓各1基を検出しました。出土した土師器の二重口縁壺は、古墳時代前期の所産と考えられます。箱式石棺のほうがより墳頂に近く造られており、先行して造られたと考えられます。3号墳は、長楕円形で南北18.5m、東西14.5m、高さ2.6mを測ります。調査の結果、3号墳は2基の古墳を連結させ、間に盛土を行うことで長楕円形に造られていることがわかりました。主体部は、甕棺1基、石蓋土壙3基でいずれも内面に赤色顔料を塗布していました。土師器の高坏や小形の丸底壺、鉄鏃が出土しており、古墳時代前期前半と考えられます。3号墳の南には一辺約11m程の方墳が、さらに南側には全長50m程の前方後円墳の可能性のある5号墳が所在しています。近隣の飯塚市などにおいては、惣用遺跡の古墳と同時期でより規模の大きい古墳が見つかっていることから、それらの被葬者よりは下位に位置づけらます。しかし、直鞍地域に限って言うと、最古級の古墳であり、この地域を治める有力者が埋葬されていたと考えられ、古墳時代の直鞍を知るうえで、重要な遺跡です。

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